泌尿器科は、内科や整形外科などに比べると、比較的なじみの少ない診療科ではないかと思います。
泌尿器とは、尿をつくり、老廃物を体外に排泄する器官の総称で、腎臓、尿管、膀胱、尿道が含まれ、生命に関わる臓器を含め多岐にわたります。
また、男女を問わず、頻尿、排尿困難、尿意切迫感、残尿感、尿もれ(尿失禁)といった排尿(おしっこ)に関する症状を訴える患者様が年々増えてきています。
日常生活の質(QOL)に大きな影響を及ぼす病気も、その多くは適切な診断・治療により症状の改善が期待できます。
併せて、頻尿、排尿時痛、血尿、発熱などの原因となる尿路の感染症(膀胱炎、腎盂腎炎、尿道炎など)や尿管結石に対しても対応しています。
泌尿器科の病気は、前立腺肥大症、過活動膀胱・尿失禁、尿路性器癌、尿路感染症、尿路結石など多岐にわたります。症状で多いのは、血尿、排尿に関する諸症状、背部痛などです。